ゲーム部屋の話

まりもです。特に理由もなくブログ更新したくなったので本当に中身のないブログになります。

ラブライブ!シリーズの展開がある程度落ち着いた(落ち着いてない)ので最近は家でめちゃくちゃゲームしてます。モンハンワイルズなんだかんだ楽しんでますしドンキーコングバナンザめちゃくちゃ面白いですしね。あとペルソナ5アーマードコア6も超オススメです。

さて、そんな私が果たしてどんなクソ環境でゲームしているのか見つめ直すのも兼ねてここに書き綴っていきます。金が無い。あと部屋ありえん汚いのとほんとに適当に書いてるので写真はありません。

 

Nintendo Switch2

初回の抽選販売で当選した(自慢)ので使ってます。とはいえずっとTVモードでしか動かしてませんしジョイコンも初期設定の時以来触ってすらいません。本体共々購入したプロコン2を使っています。一時期はスマブラSP専用にゲームキューブコントローラーも使っていたのですがプロコンのがボタン多くて幅が効くしそもそもGCに触れたことの無いWii世代の人間的にはこっちのが好みですね。スマブラはジョーカーがVIP落ちてからモチベもなくなりました。フレ戦は暇な時ならいつでも付き合います。

主に遊ぶゲームはドンキーコングバナンザ、スマブラSPポケモンバイオレット、ゼノブレイド3など。バナンザは今世紀最大級の神ゲーなので全人類やってくださいね。

 

PlayStation 5

2022年に購入した物なので旧型です。ディスクドライブ搭載モデルなのでこれでブルーレイも見ます。当時定価は6万円、今は7万円超え。値上がりしすぎだろバカ。外観カバーだけメルカリで黒のやつ買って今はそれ付けてます。プレステと言えば黒ってイメージありますしこっちのが青のLEDも映えてかっこいいんですよね。コントローラーも本体に付属してたやつがスティックの調子悪くなったタイミングで黒色に買い替えてます。

デカいしディスクドライブの駆動音もちょっとうるさいのが玉に瑕ですがやはり性能は素晴らしいですね。何のゲームやってもロードが爆速。ただモンハンワイルズだけは解像度かフレームレートのどちらかを犠牲にしなきゃいけないのが少しもどかしいですね。私はフレームレート優先の設定にして60fps固定で遊んでます。画質もまあ細かい所がちょっとギザギザしてるかな~ぐらいでそこまで気になりませんし。(解像度優先にすると30fps固定になって流石にしんどい)PS5 Proだと解像度とフレームレート両立出来るらしいんですけど定価12万円。Switch2を2台買ってもお釣りが来ます。

主に遊ぶゲームはモンハンワイルズペルソナ5 ザ・ロイヤル、アーマードコア6、ゴーストオブツシマなど。

 

有線LANケーブル

家のルーターから引っ張って来てます。元々スマブラ用に買ったのですがオンラインプレイする時はSwitch2でもPS5でも両方使うようにしてますね。Cat6の単線型15mぐらいのやつです。

 

椅子 GTRACING GT890F-BLUE

当時1万ちょいで買ったゲーミングチェア。終売済み。肘掛がちょっとボロくなってきてますがまだ全然座れますけど正直買い替えたい。何時間もぶっ続けてゲームする人間なので椅子はマジで大事。

 

モニター BenQ MOBIUZ EX2510S

3年ぐらい使ってるモニター。現在は後継機種が発売中。→https://amzn.asia/d/cwnXHxi

  • フルHD
  • 24.5インチ
  • リフレッシュレート165Hz
  • IPSパネル
  • 応答速度2ms
  • HDR対応(性能はそんなに、ほんとに最低限レベル)
  • 2.5Wスピーカー内蔵

といった具合。当時3万3000円程度。設定とかも背面のスティックで操作出来て使い勝手は良さげです。スピーカーもモニター内蔵の物にしてはいい感じの音が出ます。(イヤホンジャック端子もあるので気になるなら外付けスピーカーとかも使える)PS5だけでなくSwitch2もWQHD、4K出力に対応するようになったのでモニターの解像度も上げたい。金が無い。WQHDでも5~6万ぐらいはかかりそう。なんか良さげなモニター知ってたら教えてください。

あとスタンドがちょっとデカい。

 

ヘッドセット Razer BARRACUDA X

https://amzn.asia/d/4tdR34a

USB-Cドングル使用2.4GHz接続、Bluetooth接続、3.5mm有線接続に対応した万能型ヘッドセット。色んなシチュエーションで使うことを想定して買いました。ヘッドセット全然詳しくないので音の良さとかはあんまり分かりませんごめんなさい。とはいえ1万円台のゲーミングヘッドセットとして充分な性能は備えてると思います。イヤーカップがメッシュ素材で蒸れにくいのが地味にありがたいポイント。

ドングルはUSB-A変換アダプタも付属してるのでTVモードのSwitchとかでも低遅延ワイヤレスで使用可能です。また、ゲーム機やPCとのドングル接続とスマホ等とのBluetooth接続は同時に行われており、ヘッドセットの電源ボタン3回押しで切り替えることも可能です。あんまり使う機能ではありませんが何かと便利で痒い所に手が届く、そんなヘッドセットです。

 

オーディオミキサー I-O DATA AD-BTMIX/HN

Amazon.co.jp: Bluetooth ゲーミングミキサー (型番:AD-BTMIX/HN) ブラック : ゲーム

ゲーム機と有線接続、スマホBluetooth接続するタイプのオーディオミキサー。これと併用する為に上記のヘッドセット買ったってところはあります。通話しながらゲームすることが全然ないのでタンスの肥やしですが、昨今のイヤホンジャックが無いスマホを使って通話する場合はかなりありがたいアイテム。電源供給が必要なので結局配線はちょっとごちゃつきますが。でも極たまにこれ使うとこちらの声が相手に届かなかったりするのでポンコツの可能性がある。

 

なんと、小学生時代から使ってる勉強机をそのまま使ってます。

机としては全然問題なく使えてるんですが、色々置いてる内に処分する機会を逃してしまいかれこれ16年ぐらいの付き合いがある机です。一人暮らし始める際には真っ先に処分するつもりなのでもうしばらく世話になりましょう。

 

以上です。ご覧の通りCS機のみでPCは使っておりません。とはいえSwitch2とPS5で大抵のゲームは出来ますしFPSなんかもやらないので私としてはこれで充分です。そもそもPC買う金が無いっつってんだろ。机も使い回しで椅子も安物とまあ金のかかっていない適当にも程がある環境ですね。ゆくゆくは机→椅子→モニターぐらいの順で新しくしていきたい。ゲーム機もコントローラーもヘッドセットも黒でまとめてるので全部黒で揃えたいし。色統一してるゲーム部屋見るとちょっといいなって思いますね。こだわりの空間で好きなゲームやるの絶対楽しいじゃないですか。

 

まあこんな感じで未だに実家に張り付いている22歳男性のゲーム部屋の話でした。一人暮らしして完璧なゲーム部屋を構築するのがちょっとした夢なので頑張ります(?) モニターは今すぐにでも欲しいので誰かお金ください。

Finale Liveを受けて

まりもと申します。

結成から10年、アニメが完結してからは実に6年以上。シリーズ15年間の大部分を背負って駆け抜け続けたAqoursが、ついにフィナーレライブを持ってこの旅路にひとつの区切りを付けました。

フィナーレライブの感想だったり、このライブから受け取ったものについて話していけたらと思い記事を書いております。

 

まずこのライブを終えての今の感情としては、一言で言うと自分でも信じられないほどに清々しい気分です。発表されてからの1年間はずっと気が気ではありませんでした。このライブが終われば自分はどうなってしまうのか。Aqoursは本当にこれからも居続けてくれるのか。ラブライブシリーズから距離を置いてしまう可能性すら考えていました。ライブを発表してからのAqoursは何度も何度も「終わりじゃない、いなくなるわけじゃない」と言ってくれていましたが、単なる気休めでしかないんじゃないかとAqoursを疑ったことすらもありました。(今となっては本当に恥ずかしいし申し訳ない限りです。一瞬でもAqoursを信じられなかった自分があまりにも情けない)

でも、全ての不安は杞憂に終わりました。勿論ライブの時は人生で一番と言ってもいいぐらい泣きましたし、寂しさや悲しさでいっぱいでした。勇君なんて「ここで歌ったら終わってしまう」なんて考えて歌えなかったぐらいに。でも、Aqoursは最後まで「楽しいライブ」を貫き通してくれました。ステージには出会った時から変わらない姿のAqoursがいました。そして9人とも最後の最後まで笑顔でライブを終えてくれたんです。時に涙は流しつつも、本当にずっと笑顔で。しんみりなんてさせてやらないからなと言われた気すらしました。だったら、それがもうこのフィナーレライブの答えじゃないですか。これがAqoursが目指したフィナーレライブの在り方じゃないですか。

そうして笑顔でステージを後にしたAqoursを見送った私の気持ちは本当に晴れやかでした。最高の思い出を胸に刻んで、ただひたすらに「楽しかった」と思えた。抱いていた寂しさも悲しさもいつの間にか飛んで行っていました。Aqoursは変わらずそこに居てくれましたから。

 

さて、そんな晴れやかな気持ちのまま私はライブ翌日、Aqoursに会うため沼津へ行ったわけです。同じこと考えてるオタクでごった返してて大変でしたが

「寂しくなったら沼津に行ってください。Aqoursはそこに居ます。」の言葉を今度は信じて行きました。そして、紛れもなくAqoursはそこに居ました。沼津には何度も足を運んでいますが、「当たり前のようにAqoursがいる」場所だとは常々思っていました。その有り難さが改めて身に染みました。Aqours当たり前じゃないことを、当たり前にしたんです。いくつもの不可能を可能に変えて来た10年、その軌跡の象徴とも言える場所となったのが沼津だと思っています。

沼津に降り立った私は心底安心しました。そこにはAqoursがいましたから。Aqoursが生きている街がそこにありましたから。海、太陽、風、その全てがAqoursと共に在り続ける街。

ずっと言ってくれてた言葉は嘘なんかじゃありませんでした。Aqoursはずっとずっとそこに居る。その事を実感出来て、私のFinale Liveは本当に悔いなく終わることが出来ました。

 

Aqoursと出会ってからはたったの5年でしたが、それでもこの5年は間違いなく人生で一番楽しかったです。こんなに夢中になって追いかけられる存在に出会える日が来ようなんて思っていませんでした。

そして、Aqoursとの出会いの先。Aqoursが歩んだ道の先で、数々の新たな出会いもありました。虹ヶ咲に、Liella!に、蓮ノ空。彼女たちと過ごした日々も沢山の笑顔と涙に溢れた輝かしい時間でした。

同じ「大好き」を追いかける人達との出会いもありました。想いを分かち合い、それがまた新たな「大好き」に繋がっていく。とてもとても大切な繋がりです。

そしてその時間はこれからもまだまだ続いていきます。この先でAqoursと出会える日は少なくなってしまうかもしれませんが、Aqoursが繋いでくれたみんなとの時間はまだまだ続きます。この時間を生き続けることも、Aqoursを「永久」にすることに繋がっていくんだと思います。Aqoursがくれた出会いの数々を、これからもずっと大切にして生きていきます。

そしてその先で、もしまたAqoursと会える日が来たら、また笑顔で迎えられるように、そのために今を頑張って生きていきます。「今」を重ねた先に「未来」がありますから。寂しさはまだちょっとだけありますし、きっとこの寂しさはシリーズを追い続けて埋まるものでもないとは思います。でも、「後輩たちにAqoursの影を重ねてしまいたくない」と思っていた自分にとってはむしろこれでいいような気もします。Aqoursへの想いは抱きつつも、また気持ちを新たにシリーズを応援していく。その先でまた会える日を信じて。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

………え!?シリーズ15周年記念ラブライブ!フェス開催決定!?!?!?!?

再会の日は思ったよりも早そうです。まあそんな無茶苦茶さもAqoursらしさですよね。そんなAqoursだから大好きです。今からワクワクしておきます。

Aqours Finaleに向けての色々お話

まりもです。

いよいよ目前に迫ってしまったAqours Finale Lovelive!。

私の人生を変えてくれたAqours

シリーズの架け橋となり続けたAqours

9年に渡って伝説を作り続けてきたAqours

そんな彼女たちの9人体制最後のライブ。

衝撃の発表から1年、正直未だに覚悟し切れていない部分もあります。

それでも時は止められず過ぎ去っていくもので、受け止めなければならない現実もあると、Aqoursが教えてくれました。

過ぎていく時の中、変わり続ける世界の中でそれでも変わらないものがあるということもAqoursが教えてくれました。

このフィナーレライブは、Aqoursに教えてもらったことを答えとして彼女達に返す場だと思っています。

Aqoursがこの先どうなっても、Aqoursが紡いできた歴史や一人一人の心に宿った思い出は絶対に無くならない。作品や活動を通して伝えてきたことを、Aqoursはこのライブをもって全身全霊で体現しようとしているんだと思います。

私がAqoursに伝えるべき言葉はきっと「大丈夫、なくならないよ。」だと思います。それはAqoursが一番よく分かっている事だと思いますが、ちゃんとAqoursの想いは伝わってることを彼女達に伝えたいんです。

胸を張ってAqoursにそう言えるように、笑顔で見届けられるように、気持ちをしっかり整理していきたいと思っています。

 

ここからハイパー自分語りタイムになってしまうことをご了承ください。

実はライブへの覚悟以外にもまだ自信を持てていないことがありまして。

私はラブライブ!シリーズその物が大好きで、虹ヶ咲もLiella!も蓮ノ空も、各グループそれぞれ自分のペースで追いかけているというのが現状です。

その中で一番自分の中で大きいのがAqoursなのですが

「Finaleを見届け終えた後の自分は、後に続くスクールアイドル達のことをAqoursの影を重ねることなく追いかけられるのか?」と考えています。

もしそうなってしまっては、彼女たちを応援しているとは言い切れないと思うんです。

後輩グループたちは皆、μ'sやAqoursが切り開いた道を外れてそれぞれの道を歩んでいます。だから彼女たちの歩む道にAqoursはいない。いるはずがない。

そこにAqoursの影を重ねることが正しい応援の形だとは到底思えません。故に不安なのです。

私にとって何よりも大きい存在であるAqoursが表舞台からフェードアウトしていく中で、ラブライブ!シリーズをこれまで通りの気持ちで追いかけられるのか、不安でしかないのです。

Aqoursを失う……という訳ではないにしても、果たしてFinaleを終えての自分がまともでいられるかどうかは全く分かりません。オタクはそもそもまともではないが。

 

でも、だからこそ私はAqoursを信じます。

そんな不安消し飛ばしてくれるほどの最高のステージを見せてくれると。

「私達はいつでもそこにいるよ」と何度だって伝えてくれると。

幾度となくファンの信頼に応えて来たAqoursのことを私だって信じています。

ここまで一度だって折れなかった。立ち止まらなかった。

私はAqoursが一番折れてしまいそうだった時期にAqoursと出会いました。そして折れない姿を見てしまいました。文字通り脳が焼かれるような感覚。セカイがどんなに暗くなっても、足掻いて、進んで、進み続けて、やがてまた笑顔で私達の前に立てるようになった。

その光景を、Aqoursに出会って1年やそこらで見せられてしまったんです。向かい風を打ち破って、壁をぶっ壊して進み続けたAqoursの姿を見たんです。

そして約束の場所にまで帰って来た。Aqoursは一度だってファンを裏切ったことなんてなかった。

そんな鮮烈な出会いを果たしたグループのひとつの終わりを見るんですから、まともでいられる自信がないのは当然です。

だけど、いえだからこそAqoursなら「もう大丈夫だな」と思わせてくれる気がしています。

今はまだ不安です。それでも、Aqoursを信じていればきっと大丈夫です。ライブが終わる頃にはこんな不安忘れ去っているはずです。Aqoursにはそう思わせてくれるほどの力がありますから。

 

Aqoursからは本当に沢山の物を貰いました。

Aqoursがいなければ出会えなかった場所や人達、受け取った熱い想いの数々、かけがえのない思い出。その全部が私の心に在り続ける限り、私がAqoursを覚えている限り、Aqoursの存在は永久であると信じています。

彼女たちの答えである「歩んで来た日々そのものが私たちの輝き」が、私の中でも本当になりつつあります。

Aqoursがいた人生を絶対に忘れないし、これからもAqoursがいる人生を送り続けたいと思っています。

だからまずはこのライブで恩返し。Aqoursがくれたものは全部私にとって宝物だと、Aqoursに伝えたいですし、何よりこの大舞台を全力で盛り上げたい。Aqoursに全身全霊で応援の声を送りたい。

まだ覚悟は決まりきっていないと言いましたが、このブログを書いてるうちに少しずつ固まってきたような気がします。

Aqoursの皆さんも相当の覚悟を持ってステージに立つと思います。それを受け止める側がいつまでもクヨクヨしていていいわけがありません。

全力でAqoursの想いを受け止めます。そして私の想いも全力でぶつけます。

挑戦を繰り返してきたAqoursへ、私からも挑戦です。Aqoursをぶちのめす勢いで、ライブに臨もうと思います。

というわけで今回の記事は以上となります。こうやって文字に起こしてると気持ちがどんどん高まってくるというのはスーパースター3期の感想を書いてる時から思っていたのですが、やはり大事ですね。

Aqours最後の大舞台、全力で楽しみましょう。そして心からの「ありがとう」を伝えましょう。

Aqoursっていう凄いグループがいたんだよ」という話を、未来永劫語り継げるように。

Aqours 9周年記念展覧会「永久memories」がヤバ過ぎたお話

緊急でブログを書いております、まりもです。

4月28日、仕事が休みだったので『Lovelive! Sunshine!! 9th Anniversary Grand Showcase ~永久memories~』いきなり東海の田舎から東京まで日帰り弾丸で参加して来ました。それがあまりにもあんまりにも良かったので、なるべくネタバレにならない程度に良かったところを紹介していきます。開催期間やチケット情報など記載の公式サイトはこちら→ ラブライブ!サンシャイン!! 9th Anniversary Grand Showcase ~永久memories~

 

さて、ネタバレを極限まで避けつつの紹介となるとかなり難しいのですが、チケットを買って入場しますととんでもない出オチが待っています。初手でサンシャインのオタクをいきなり号泣させるとんでもないものが展示されているのでまずはそこで情緒をぶっ壊してから更に奥の展示を楽しみましょう。

館内は複数のエリアに分かれており、Aqoursメンバーのかなりスケベな新規描き下ろしイラストが壁面に描かれた中央エリアには大きな砂時計形のオブジェがあります。このオブジェにはある映像が流れており、もうここだけでお腹いっぱいになるぐらい情緒をグチャグチャにされてしまいます。タオル持参推奨です。

その他展示内容はざっくり行くと

  • Aqoursの結成~現在に至るまでの年表と、歴代のグッズが展示されたエリア
  • スクフェス、スクスタ、スクフェス2のカードイラストが大集合のエリア(ちなみに入場時に渡されるMAPにエリア名が書いてあるのですが、あまりにもヤバすぎて横転してしまったので要注意。)
  • 歴代のCDジャケット、ディスクを網羅したディスコグラフィーエリア
  • 沼津とのコラボ商品やポスターなどが多数展示された沼津フィーチャーエリア
  • 実際に使われたライブ衣装が展示されたエリア
  • 浦の星女学院のミニチュアジオラマが展示されたエリア
  • 黒板を模したスクリーンでショートストーリーが上映される教室エリア

に分かれており、入口エリアと中央エリアと合わせて9つの区画に分かれております。こんなところでも「9」ですからね。こだわりが凄い。

展示コーナーの外にはオリジナルグッズが多数販売された物販コーナーもあるので、最後にここで散財してからお帰りください。28日時点では在庫はアホみたいにありました。

 

さて、ここからは展覧会の感想になりますが、とにかくマジでヤバいとしか言いようがありません。何せネタバレを極限まで避けようと思うとまあこうしか言えないのですが、この展覧会をぐるっと回るだけでAqoursのあまりにも豊潤で濃密な9年間を味わい尽くせると言っても過言ではないんですよ。9年間追い続けた人達はもちろん、私のように5年程度のオタク、何なら本当に最近出会った方でも全然問題ありません。最低限アニメは全話見ておいた方がいいのは言うまでもありませんが…

この展覧会、ハッキリ行ってマジでAqoursの『全て』があります。Aqoursが如何にしてこの9年を駆け抜けて来たのか、Aqoursがどれだけファンや沼津に愛されて育ってきたか、そしてこの9年の集大成となるFinale Liveがどれだけ凄まじいものになるのか、全てを理解出来てしまいます。つまりこの世の真理がここにあります。この展覧会に触れたあなたはAqoursを知り、世界を知り、やがて宇宙の真理に辿り着いて新たなステージへと進むことが出来るでしょう。

というわけで短い記事になりましたが、とにかく9周年展覧会がヤバすぎるので全人類行け、という話でした。開催期間は5月6日までなので連休の予定が空いてる方は是非ともご検討下さい。

いや、『笑顔のPromise』がほんまに好きでぇっていうお話

※本記事は例によって例のごとくノリと勢いと声のデカさだけで構成されております。ご了承下さい。

 

Liella! 6thツアー愛知公演行って参りました。まりもと申します。

諸々都合があって愛知のみ参戦ということになっており、全身で噛み締めるように味わいに行きました。

私としては青春HOPPERSで天井に突き刺さったりDazzling Gameで喉破壊したり君空で涙腺引きちぎったりするつもりで参戦したのですが、そんな私を背後からぶっ刺して息の根止めに来たのが笑顔のPromise』でした。

f:id:marimo_04190713:20250324174310j:image3期10話、めちゃくちゃ良かったですよね

まあ10話見た時点でめちゃくちゃいい曲なのは分かってましたし、恋からきな子へ受け継がれる想い、きな子の精神的成長、すみれとマルちゃんなど好きなポイントは無限にあったんですけれどもね。これをライブでOST『あふれる言葉』から立て続けに聞かされた訳なんですよね。まあそこで私がどうなったのか事の顛末を話しましょう。

まず前提としてなんですが私は4thツアー、及びユニットファンミ最終章の『ビギナーズRock!』で大号泣してしまった身でして。たった一人、笑顔で堂々と歌う鈴原希実さん(敬称)の姿を見て親みたいな心境になりましてね、まあ私鈴原希実さんとは同い年なんですけど。もうあの時点で(希実…でっかくなったなぁ……)と後方腕組みをしておりまして。

んで、この曲を受けた上でのアニメ3期10話「桜小路きな子」があったんですよ。もう見れば見るほどにビギナーズRock!の歌詞を無限に思い出してしまって、分からないながらも前に進もうとするきな子の強さや、誰かと支え合うことの大切さを知ったきな子の姿を見てもうほんとダメになってたところに笑顔のPromiseが飛んできたわけですよ奥さん。

大好きだって 幸せだって 伝えるんだもう迷わない

迷いを捨てたきな子ちゃんはまあもうめちゃくちゃ強いです。それはセンターで歌うきな子ちゃんの姿を見ればよく分かることでしょう。でもって最後のきな子ちゃんの屈託なき笑顔にぶっ殺されて危うくきな子ちゃん推しに堕ちるところで何とか耐えていたんですが…

時は流れて6thツアー開幕。初日の東京公演に行ったオタクがこぞって「鈴原希実さんがヤバい」と言っており、いや~確かに成長性めちゃくちゃ高い子ですからね私も当然期待はしておりますけれども果たして~~~~???って気持ちで愛知公演に参加しまして。

まあ

単刀直入に言いますと

 

一番泣きました。

 

幕間からの流れで『あふれる言葉』を歌い出した瞬間からもうひたすら涙が止まらなくて、というか歌が信じられないぐらい上手すぎて最初音源そのまま流してるのか勘違いしたレベルだったんですけど、あの声の厚みというか臨場感は生歌唱じゃなきゃ出せないものでした。間違いなく。ペンラを振る腕が完全に停止し、本当に滝のように涙が溢れ出して止まりませんでした。そりゃ恋もあんな顔になるわ。

しかしこれはあくまで前哨戦。もう既に涙腺ボロボロで大変なことになっている所に始まる『笑顔のPromise』もうどうしろと言うんだ俺に。

本当にこの2曲の間ずーっと「希実…こんなに大きくなって……………」と一生保護者目線。もうデカすぎる。あんなに堂々と、立派に、笑顔で歌っている鈴原希実さんの姿にひたすら感動していました。当然ながら私は鈴原さんをずっと前から、それこそデビュー&Liella!加入の頃からずっと見てきていますし、その成長の軌跡にはずっときな子ちゃんがいました。

この曲は紛れもなく鈴原希実と桜小路きな子の集大成です。てか何なら私が制作者ならタイトルを『鈴原希実』にしようとしてスタッフから総ツッコミ受けてボツになってると思います。そのぐらい、2人の成長を全身で感じられるパフォーマンスでした。

その後のMCで鈴原希実さんが語ったのは「きな子ちゃんのシーンを何度もスロー再生してどんな細かい動きでも揃えようと頑張った」というお話。フィニッシュでした。こんな凄まじい努力が出来る子がかつては「ダメ人間生まれダメ人間育ち」などと話していたのが嘘のようです。いや嘘だろ。ダメ人間のハードル高すぎるわ。歌唱力も凄まじいほどに伸びており、シンプルにその歌声で心を揺さぶられてしまいました。今目の前で歌っているのは、大好きなLiella!と大好きなきな子ちゃんのために血のにじむような努力を続けてきた、とても強い子なんだと実感しましたね。

私に限らずラブライブのオタクならほぼ全人類そうだと思うのですが、人が夢を叶えるために努力する姿、そしてその努力が報われる瞬間ってのが大好きなんですよね。鈴原希実さんが我々に見せたのは正にそれでした。鈴原希実さんはあの場で全身でラブライブ!をしていたんだと思います。

ネガティブ思考に傾倒しつつもそれでも頑張ってステージに立ってきた鈴原希実さん。それだけで十分すぎるほどに強かったのに今はもう無敵としか言いようがありません。そう思わせてくれたライブでした。

独りじゃないと気づいたことであんなにも強くなった桜小路きな子ちゃん。支え合える仲間がいることはとても素晴らしいことです。これからも大切にして行ってください。

 

まあそんな感じで笑顔のPromiseに死ぬほど泣かされたオタクの雑記でした。また何かネタ出来たら急にブログ更新すると思います。

心からの「ありがとう」を伝えたい/3期12話感想

いっぱい伝えたい言葉があります。

「ありがとう」とか、「出会えて嬉しい」とか、「大好き」とか。

ラブライブ!スーパースター!!を作ってくれた皆さんに、ラブライブ!スーパースター!!を愛してくれた皆さんに、そしてLiella!の皆さんに、この言葉の数々を伝えたい。

まりもと申します。ついに迎えてしまったラブライブ!スーパースター!! 3期12話……もとい最終話。3クールに渡ってLiella!の3年間を描いてきた今作のついに終着点にして新たなスタート地点、しかと見届けました。その感想になります。よろしくお願いします。

 

あの日と同じようで全く違う街

お気に入りの白いヘッドホンを着けて街を歩くかのん。ファンの皆さんはもうこのシーンに見覚えしかないと思いますが、1期1話でかのんが登校するシーンとほぼ同じシチュエーションです。ですが状況は丸っきり変わっており

  • かのんは終始笑顔
  • ヘッドホンは世界から自分を隔絶するためでなく、純粋に大好きな音楽を聴くため
  • かといって音楽に没頭せず、生まれ育った街をゆっくりと見て回る

など、1期1話のやさぐれMAXだったかのんとは何もかも対照的に描かれています。この3年間でかのんは生まれ変わりました。音楽と再び向き合い、トラウマを乗り越え、仲間と共に歌い、沢山の人と心を結びました。「歌で世界を笑顔にする」、かのんの中学生からの夢です。かつては世界全てを敵とすら思っていたかのんが再び世界の方を向いて歩く姿に冒頭から涙が止まりませんでした。目を背け続けていた街も、今は綺麗に映っているのかもしれません。この数分前まで荷造りでギャーギャー言ってたのは何だったんだって感じですが、それもまたかのんの魅力ですよ。

 

クゥすみ・フォーエバ

ある場所でばったり出会う可可とすみれ。その場所はなんと芸能事務所。あろうことか2人は同じ事務所に所属することになり、可可は上海で学業に勤しみながら日本で再びステージに立つことを目指し、すみれは以前から言っていたように本格的にショウビジネスに復帰。可可が頑なに進路の話をすみれにしなかった理由とはこれでした。しかし事務所まで同じとは偶然なのか、はたまた可可が調べあげてこっそりオーディションを受けていたのか…可可なら全然後者でありえそうなんですよ。何たって「また一緒に頑張れて、ククは嬉しいデス」なんて満面の笑みで言うぐらいですから絶対狙ってます。可可…そんなにすみれの事が好きになったのか。

そこからも「すみれの魅力はククが一番理解しているつもりデス」などなど溢れ出るクソデカ感情がですね待ってください今1期10話の話しました?思えば2人ともあのティアラの一件をずっとずっとずーーーーーーーーーーーーーっと大切な思い出にしていて、特に3期では可可がすみれに対してのリスペクトや愛情を隠さなくなってきたので、何かもうそれの到達点みたいな感じでめちゃくちゃ感慨深くなりました。2人は改めて同じスタートラインに立ち、一緒に少しずつ歩みを進めるでしょう。目指す先が必ずしも同じとは言えませんが、同じ舞台に立つ者同士、どこかで並ぶ日が来るかもしれません。クゥすみ、一生一緒にいてくれや。

 

始まりの5人

3年間ずっと練習で使ってきた屋上に向かう1期生たち。最初はどんだけ練習しても全然上手く合わせれなかったこと、根拠の無い自信に突き動かされて頑張って来たこと、体力はないわプライドは高いわで大変だったこと、色んな思い出がここにあります。そんな酸いも甘いも味わってきた3年間をかのんはこう振り返りました。

迷ったり、考えたり、立ち止まったり、嫌なことがあったり、逃げ出したくなったり…それがあったからここまで来れた。

辛いことなんて数え切れないぐらいあったと思います。でもだからこそ、今こうして胸を張って立っていられる。悔いを残さず卒業出来る。今まで駆け抜けてきた軌跡に無駄なことなんて何ひとつとしてなかったんだと、かのんはきっとそう考えていると思います。すみません私この手の話題にめちゃくちゃ弱くて…詳しくは私の人生の教科書と言っても過言では無い作品であるラブライブ!サンシャイン!!を是非ご覧になって欲しいのですが……

話を戻しましょう。この短い会話の中に果たしてかのん達はどれだけの感情を込めていたのでしょうか。辛いことも楽しいことも、数え切れないほどの思い出がこの場所に、そしてそれぞれの心に刻まれています。それをわざわざハッキリと口に出すのも野暮というものでしょうか。同じ時間を共に過ごしたかけがえのない仲間同士、もはや分かり切ったことでしょう。屋上に来る前に可可も言っていました。かのんが何か落ち込んでいるように思えたと。3年も一緒にいたのだから、声を聞けば分かると。そのぐらいの深い深い絆で結ばれた5人なのです、何も語るまでもないのでしょう。そんな固すぎる絆で結ばれた5人、別れを惜しむような素振りを見せたメンバーは誰一人いませんでした。それぞれ目指す先へ歩いている道中で再び出会えると信じてるんだと思います。言葉に出さずとも想いが通じ合っている最高の5人ですね。大好きです。

 

卒業式

ついに訪れる、結ヶ丘女子高等学校、最初の卒業式。もう既に肩組んで大泣きしてる2期生が愛おしい。きな子ちゃん留年頼み込みに行くのは流石にダメだよ、北陸には卒業自体がガチで危ぶまれたスクールアイドルもいるんだぞ。

3年間の高校人生を見守ってきた子達がついに旅立つ日。なんか保護者目線で見てしまって思わず涙が出ました。

在校生代表として壇上に立ち、送辞を担当するのは勿論次期生徒会長・桜小路きな子。冒頭の挨拶を読み上げた後は真っ直ぐ前を見つめ、またもカンペガン無視のスピーチ。卒業生から貰った熱い気持ちを胸にこれからも頑張っていくという強い決意を涙ながらに語る姿、第10話できな子ちゃんの成長ぶりは嫌という程味わったというのにここでも耐え切れず涙。多分マジで先生方や保護者の皆様と同じぐらい泣いてます。

答辞は言うまでもなく、卒業生代表の葉月恋。道無き道を進み、時に間違え、回り道もして、その中で出会った新たな生徒たち。誰よりもこの学校を愛していた恋にとって、新入生の存在は何よりの救いだったと思います。恋の中で結ヶ丘はとっくに素敵な学校であり、それは在校生の皆さんのおかげだと。そしてこれからも一歩一歩を繋いで、結ヶ丘を創って行って欲しい。それが恋が最後に託す願いでした。これだけ素敵な生徒たちがいるのだから結ヶ丘はもう大丈夫だと、きっとそう確信した恋の表情は、今までのどんな時よりもずっと明るい笑顔でした。

 

最後の言葉

式が終わり、いよいよ本当に別れの時間になったLiella!。ここでまさかの冬毬からかのんへ「リボンください!」と衝撃の一言。スクールアイドルを始めた時からずっと憧れだったというかのんから、3年間の思い出と想いが詰まった制服のリボンを受け取り、これからのLiella!を託される冬毬ちゃん。思えば冬毬はかのんから沢山の物を貰っていたと思います。スクールアイドルの楽しさを教わり、お互いを深く知ることの大切さを教わり、自分の気持ちに向き合うことの大切さも教わりました。夢も希望も捨てた冬毬が、スクールアイドルを通してもう一度立ち上がるきっかけの1つとなったのはかのんでしょう。貰ってばかりだった冬毬がかのんに出来るせめてものお返し、これからのLiella!を背負っていくこと。Liella!を託された冬毬の表情は情熱に満ちていました。

それでも大好きな先輩達との別れは惜しいもので、ついさっきまであれだけ立派なスピーチをしていたきな子も「でも…行っちゃったら終わりなんすよね。いなくなっちゃうんすよね。あの部室や教室に行っても、先輩たちにはもう会えない…!」と悲しみを抑え切れず。ここの泣き声が「ガチ」すぎてビックリしました。のんちゃん素で泣いててもおかしくないし… さてそれに対するかのんのカウンターがですね

大丈夫、いなくならないよ。私たちはずっと一緒。顔が見れなくても、声が聞けなくても、一緒に過ごした時間は、その思い出は、なくならない。

だから…これまでも、これからも!ずっとずっと!よろしくね!

さて、サンシャインのオタクがここで泣き崩れておしまいになったという話は置いておいて、かのんはこのセリフ全部笑顔で言ってんですよ、強すぎないですか?考えてみれば卒業絡みでかのんが泣いてるとこなんて一度も見た事ありません。時折Liella!との別れを想って切なげな表情をすることこそあれど、卒業する当日まで涙なんて一度も見せてませんでした。これが完全なお別れなんかじゃないってことをずっと前から知っていたのでしょう。いい事も悪い事も沢山味わって、それら全てを経たから今の自分があると、かのんに限らず1期生みんな分かってると思います。だから、何もなくなるなんてことは絶対にない、結び合わせた絆は解けない。

そして5人からそれぞれ、後輩たちへ贈る言葉

あなたの歌を響かせて。

自分の「大好き」を大切にするのデス。

諦めなければ、何も終わらないから。

足を止めちゃダメだよ。

夢を見ることを忘れないで。

最後の最後まで5人は「先輩」であり続けたし、「諦めずに夢を追い続けるスクールアイドル」だったと思います。一等星のごとく輝かしい3年間で得たそれぞれの答えや、取り戻した夢。たったの一言、ですがその重みは凄まじいものです。これからのLiella!と結ヶ丘を背負い、未来へと繋いでいく後輩達へ贈る最後の言葉。彼女たちの人生そのものが詰まっていたようにも感じます。

そして…

 

始まりは君の空

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かのん達が最後に6人の後輩に聴いて欲しかった曲。学校に残すため、後輩達に捧げるために作った最後の曲……私達にとっては始まりの曲でもある1曲。アニメが2期に入って以降ライブでも封印され続けてきた理由。ついに明かされました。

始まりは君の空。この曲の正体がよもや去って行く5人が後輩たちに捧げる新たな始まりの曲だったとは、誰が予想したでしょうか。きな子たち6人から始まる新たなLiella!。その始まりを祝福し、背中を押すかのように披露されたこの曲は何もかもが違って聞こえました。

手を繋いでおけば怖くない!

この歌詞がここまで心強く聞こえる日が来ようとは思いませんでした。不安と寂しさでいっぱいの後輩たちにエールを送るように、目の前で手を繋ぐ5人。6人も無意識のうちに笑顔で手を繋いでいました。「いなくならない」という言葉の意味もきっと伝わったと思います。

ところで見ていて少し気になったのが、何となく音が増えてるというか、少しメロディが変わってるような変わってないような…まあ久しぶりに聴くしこんなんだっけな~と思いまして。あっ少なくともボーカルは新規収録してんなこれ~なんて思ってまして。

思ってたんですよ。

直後ですよ。

まさか壮大なオーケストラ演奏と共に11人でラスサビを歌うとか普通考えますか。

あまりにもとんでもないサプライズのままエンディングに突入。スタッフロールの後ろでは数え切れない思い出が詰まった、Liella!ゆかりの地の数々。思い出を懐かしむと共に、「ああ本当に終わってしまうんだな」という寂しさにも襲われ、もうずっとなんですが涙が止まらず。一部メンバーだけで歌っていた曲が途中から全員への歌唱に変化するところで(恐らく実際に歌っていたわけではなく、あくまで11人の心の中でというのも含めて)Next SPARKLING!!を思い出してしまい余計おしまいに。

後輩たちへ捧げる曲、とは言いましたが5人もこれから新たなスタートを切るところなので、自分達に宛てたメッセージでもあると思います。立つ場所、向かう先はバラバラでも新たなスタートを切るのは皆同じです。奥底にあるものが同じだからこそ、離れていても心はきっと繋がっています。だから大丈夫。

3年に渡って続いたラブライブ!スーパースター!!はこの始まりの曲を持って幕を閉じました。あまりにも美しいエンディングすぎて拍手喝采でした。もう劇場続編とか無くてもいいレベルです嘘嘘頼むから劇場版もやって、スクリーンでLiella!見たいに決まってるだろ。

 

Liella!の皆へ

最後に、旅立っていく5人と、これからのLiella!を背負う6人へ、拙いですがメッセージを送って本記事を終わりにします。

澁谷かのんへ

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大好きだった歌が大嫌いになって、それでも自分の歌を好きだと言ってくれた人がいて、あなたが絶望の淵から立ち上がったところから物語は始まりました。いつしかあなたの周りには沢山の仲間と友達が出来て、慕ってくれる後輩が出来て、海を越えてライバルまでやって来たり。でも歌を通じて皆と分かり合えた。自分の人生そのものであり、大嫌いで大好きな歌で沢山の人と心を結んで来ましたね。ないない尽くしだった結ヶ丘の道を切り開いた開拓者でもあるあなたは、その道を一緒に歩いてくれた仲間達と、また新たな道を拓いていく後輩達に背中を押され、大きすぎる空へと飛んでいくのでしょう。誰かの為に歌い続け、氷の張ったような心さえも溶かして絆を結んできたかのんちゃん。大好きなLiella!を離れてでも、Liella!の未来のために頑張ってきたかのんちゃん。今度こそ自分の夢のために飛ぶ番です。必ずや世界中に歌を響かせ、笑顔で満たしてください。そしてその笑顔に溢れた世界の中心で、あなたが一番の笑顔で歌っていられますように。

ご卒業おめでとうございます。

 

唐可可へ

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「大好き」を追いかけて単独で海を渡ってきた可可ちゃん。何もなくただ何となく学業をこなすだけだったあなたの人生は、突然光に満ち溢れたことでしょう。そして向かった先で最初に出会った人が、あの素晴らしい声の人で本当に良かったと思います。運命を大きく変えた出会いをいくつも経た先で、あなたは大好きを貫き通す道を選んでくれました。「いつかあんな風になれる日が来るかもしれない」と、あなたが日本に来て初めて歌った言葉。それは最初に憧れた太陽の輝きなのか、共に1歩を踏み出してくれた小さな星の輝きなのか、あなただけが知る事なのでしょう。だけどこれだけは言わせてください、あなたはその憧れた光と同じぐらい、いやそれ以上に立派に輝く星になれました。好きなことを頑張ることを終わらせなかったあなたは、誰がなんと言おうと最高のスクールアイドルです。これから学業と音楽の二足のわらじでとても大変でしょうが、可可ちゃんなら大丈夫です。応援してくれる家族や友達、何より満更でも無さそうに一緒に歩いてくれる人がいますから。

ご卒業おめでとうございます。

 

嵐千砂都へ

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弱虫で泣き虫で、1人じゃ何にも出来なかったあの日、どこぞのお人好しに助けられたあの日があなたの始まりでしたね。放っておいたらどこまでも遠くへ飛んでってしまいそうな光を追いかけて走り続ける姿に、その人も突き動かされて頑張っていたことを知った時のあなたの笑顔は忘れられません。ようやく憧れた光と並び立てた後も、あなたは歩みを止めることなく進んできました。弱さを乗り越える強さと、人を助ける優しさを併せ持ったあなたにしか出来ない役目を全うし、千砂都ちゃんだけの輝きを手に出来たと思います。あなたが見守り、引っ張ってきた後輩たちはすっかり頼り甲斐のあるメンバーになってくれました。あなたもこれからは自分の為に頑張って欲しいです。そして今度は、大切な人と「世界で」並び立てる日が訪れることを信じています。

ご卒業おめでとうございます。

 

平安名すみれへ

f:id:marimo_04190713:20241225232647p:imageしかしすげぇ髪型だな

諦めて、逃げ続けていた日々。そんな日々に別れを告げさせてくれた出会いを経てからのあなたはまさに向かうところ敵無しと言ってもいい存在でした。不器用故に変にぶつかり合うこともあったけど、あなたが本当は底抜けに優しい子だってこと、皆よく知っています。大切な友達が夢半ばにして学校を去るかもしれないと知った時、あなたは誰にも見せたことないような顔で泣いていました。自分の夢も誰かの夢も諦めたくないし諦めて欲しくない、あなたはきっとそういう人だと私は思っています。 私は自分を貫き通す人が大好きです。あなたはずっと昔から、なりたい自分がブレることなどなかったでしょう。どこまでも真っ直ぐで貪欲で、夢に近づくための努力なら何だって惜しまないのがあなたの強さです。何度折れてもその強さだけはずっと損なわなかった、だからこそ再び立ち上がれる出会いが巡ってきたんだと思います。その出会いや受け取った想い、決して無駄にせず、銀河一を目指して駆け抜けてみせてください。どんな困難でも乗り越えられる、それがフィクションなんかじゃないと世界に見せつけてやってください。今に見てろと笑い飛ばしてやってください。

ご卒業おめでとうございます。

 

葉月恋へ

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どれだけ重い物を抱え込んで生きてきたのか、最早私たちには想像もつきません。1人で抱え込みすぎて何も見えなくなって、ずっと苦しかったと思います。道が真っ暗闇だったために何度も間違えたし回り道も繰り返したことでしょう。 涙を拭ってもらったあの日、あなたの中で「やらなければならないこと」は「やりたいこと」に変わったと思います。元々持っていたであろう夢を全部かなぐり捨ててまで、最初は母の遺産を背負っていたことだと思います。学校を守り、未来へ繋いでいくことはいつの日か「義務・責任」から「夢」へと変わりました。いくつもの素敵な出会いをくれ、時に助けては助けられ、やがては自分の役目と共に託せるようにまでなった場所。結ヶ丘はこれからどんどん、どこまでも大きくなっていくでしょう。あなたを信じてくれた生徒たちが、あなたが信じた生徒たちがいる限り、どこまでも。だから胸張って笑顔でお母さんに伝えてあげてください。「結ヶ丘はどこの学校にも引けを取らない、素敵な生徒が集う学校になった」と。結び合わせた未来は、きっと光に満ち溢れています。結びはこれからもどんどん長く繋がっていき、明るい未来はどこまでも続いてくと信じています。

ご卒業おめでとうございます。

 

桜小路きな子へ

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結ヶ丘に入ることを決めた時から、知らない扉を何度も何度も開けて来ましたね。訳も分からぬままとにかく歩き続けた日々、色んな人に支えられながらなんとか頑張ってきたと思います。それでも、その手を握って新たなセカイに飛び込む決断をしたのはあなた自身です。自分のことダメ人間だなんて卑下しないでください、こんなにも堂々と胸を張って立てる子のどこがダメだと言うんですか。沢山の人に支えられ、それを力に変えて笑顔で歌うあなたは、あなた自身が思っている何百倍も強いんです。 受け取ったもの、託されたもの、どれもこれもとてつもなく大きいでしょう。だけどあなたはひとりじゃない。1人で背負い切れないなら、一緒に背負ってくれる人があなたの周りにはいてくれます。2連覇というゴールは新たなスタートラインになりました。受け取った沢山の想いを胸に、手と手重ねてもう一度スタートを切る時です。

これからもよろしくお願いします。

 

米女メイへ

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あなたに自覚はないかもしれないけど、今の2期生の関係が出来上がったのにはあなたの優しさと強さが必要不可欠だったんですよ。あなたに背中をぶっ叩かれて前へ進むことが出来た子達ばかりなんです。それどころか問題だらけだった後輩との架け橋にまでなって、あなたをきっかけに紡がれた友情は数知れずです。これからまた、誰かの事でも自分の事でも悩んで迷って苦しんでを繰り返すかもしれません。でも、あなたは信じたことを最後まで信じ抜くことが出来る子です。己の信念を曲げず、誰かが曲がりそうになった時は正してくれる、そんな子です。あなたが率いていくこれからのLiella!はきっと、優しさと情熱に満ちたグループになるでしょう。大好きな皆と一緒に新たに始まる、大好きなスクールアイドルの日々。思い残すことなどないよう、火傷しそうな程に熱い想いを秘めて走り切ってください。

これからもよろしくお願いします。

 

若菜四季へ

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曇ったガラスの中に閉じこもっていたあの日、ガラスをぶち破って手を伸ばしてくれた子がいましたね。その子が夢を追うならその後押しをしたし、その子の願いなら何だって叶えたでしょう。そんな大切な子の一番の願いがまさか「お前とスクールアイドルがしたい」だなんて思わなかったでしょうけど。1人の世界でしか生きてこなかったあなたの人生を大きく変える出来事は、ガラスをぶち破った炎との出会いに留まらず、「笑顔ひとつ作れない」自分とは違いすぎるスクールアイドルとの出会い。そんなあなたを信じてくれて、そんなあなたと一緒がいいと言ってくれて。ガラスに閉じこもってた日々とは比べ物にならない、色とりどりに輝き始めた人生。その中であなたはようやく自分だけの色を見つけることが出来ましたね。幾度となく握ってきたあの子の手、握ったことを後悔したことなんて一度も無かったと思います。あの子の手を取ることは自分の本音に正直になることを意味していました。なら、後悔する理由がどこにあるでしょうか。あなたの「笑顔」を見れば分かります、心から幸せなんだって。あなたは自由です、これから白色でも赤色でも、好きな色になればいいんです。未知でしかないあなたの未来がとても楽しみです。

これからもよろしくお願いします。

 

鬼塚夏美へ

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憧れて、折れて、憧れて、折れて、諦めて。本当に何度挫けたことでしょうか。それでも頑張った軌跡は消えないし、何度も夢を叶えようと諦めなかった強さは誇るべきです。そうして挫けては立ち上がってを繰り返した先での出会い。もう一度夢を見てもいいかなと思えたあの日はあなたの一生の宝物であると同時に、思わぬ所で亀裂を生むきっかけでもありました。言葉も交わせず分かり合えなかった日々は、夢を捨てた時よりも苦しかったのではないかと思います。それでも大好きだった。スクールアイドルと同じぐらいに、いやそれよりもずっとずっと大好きだったのでしょう。幼い頃からずっと夢を応援してくれていた家族のことを嫌いになる道理がどこにあるというのでしょうか。最高の笑顔を目指してもう一度駆け抜けると正面から伝えた。大好きだという気持ちを正面からぶつけることが出来た。叶わなかった夢は沢山あったでしょうが、一番大切なものだけは手放さなかった。泣きじゃくって強くなった日々は絶対に無駄じゃなかったと思います。これからも高らかに叫んでみせてください。照りつける夏の太陽よりも熱い想いを乗せて。

これからもよろしくお願いします。

 

ウィーン・マルガレーテへ

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地に這いつくばって泥水啜って、それでも絶対に夢を叶えんとするあなたの姿が、実はずっと前から大好きでした。けれど孤独だったあなたは夢にしがみつくようにして歌い続け、自分が何のために歌ってるのかすらも見失いかけたと思います。だけど、思い出させてくれた人がいた。ムカつくぐらい才能があって、羨ましい程に仲間に恵まれた子が、一番大切なことを思い出すきっかけをくれました。「勝って力を見せつける」、それしか眼中に無かったあなたに宿った新たな想い。笑顔で歌えるようになったあなたはこれまでのケジメとして、そしてお互いの本気をぶつけ合って分かり合うための勝負へと挑みました。勝負を経て、そしてLiella!の真剣な姿を見たあなたは、やがてあれだけ固執していた夢を捨ててまでLiella!に残る決断を下すまでになりました。でも、全てが不本意から始まったあなたのスクールアイドル人生が、今はこんなにも心から楽しいと思える事になったことが私はとても嬉しいです。目に見えるもの全てが敵のように見えていた日や、大勢の人から後ろ指を指された日など、苦しい日々も沢山あったと思います。そして全て孤独に抱え込むしか出来なかった。だけど今はあなたの事を大好きだと言ってくれる仲間がこんなに沢山います。あなたは「世話になった人には恩返しする」ことを何より大切にしている子でしたね。もう返す相手が多すぎて困っちゃうぐらいじゃないでしょうか。でもそれがまた力になる、また笑顔で歌える。それがスクールアイドルだってもう知っているはずです。「今」を全力で楽しめば、明るい未来はきっと後からついて来ます。だからこれからも笑顔で歌い続けてください。そして、一足先に行ってしまった恩人へ思い出話を沢山沢山してあげてください。あなたが彩っていく新しいLiella!への期待で胸が膨らむばかりです。

これからもよろしくお願いします。

 

鬼塚冬毬へ

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あなたは本当にどこまでも優しい子でしたね。大好きな人にもう二度と傷ついて欲しくなかったから、どんな手を使ってでも傷つく前に止めたかった。それが余計に大好きな人との亀裂を大きくしてしまって、もう後に引けなくなってしまって、苦しくて苦しくて仕方なかったと思います。だけどその人はとても楽しそうで、そして自分も、気持ちを知るために始めただけのはずのスクールアイドルをどこか楽しんでいる気がしていた。自分の中に生まれた相反する気持ちに戸惑ったことだと思います。自分がどうしたいのか分からなくなった時に手を差し伸べてくれたのは憧れの先輩。大好きな先輩や友達と共にいるあなたには、いつしか笑顔が戻っていたように見えます。やがては初めての姉妹喧嘩を経て全てのわだかまりが解けたお陰で、決着と団結の曲が生まれる一助となってくれました。もう二度とその手を離さないで、また新たな夢を一緒に叶えていってください。いつかお互いに本当に叶えたい夢と出会った時、笑って背中を押して押されるようになっていることを願っています。澄み切った冬の風のように強く鋭く、前を向いて進んでいってください。あなたには大好きな姉と親友がついています。ひとりじゃない限り、叶わない夢はないと信じてください。

これからもよろしくお願いします。

 

 

…さて、長々と書いてしまいましたがこれで本当に終わりとさせていただきます。控えめに言って完璧な最終回過ぎてまとめるのも大変だったのですが、書いているうちにLiella!へのクソデカ感情がどんどん高まってしまい気づけば1万文字を超える自体にまでなってました。私としては初めてリアタイでプロジェクト開始から追いかけることのできたシリーズなので思い入れが強いというのもあります。

ラブライブ!スーパースター!!が本当に大好きです。出会えて本当に良かった。この素晴らしい作品に携わった全ての人に感謝してもし切れません、ありがとうございました。これからもまだまだ続いていくLiella!の物語、楽しみで仕方ありません。

僕が、僕たちが、スーパースターだ/3期11話感想

まりもと申します。ラブライブ!スーパースター!! 3期11話の感想ブログになります。

はい。

ええと。

本当にLiella!のこと応援して来て良かったなぁ………………………

 

またしても何も知らない澁谷かのんさん(18)

練習終わって部屋で休んでいるところにマルちゃんのお姉様から突然お電話が。入学の手続きやら何やらでウィーンに来いと突然告げられて大慌てでした。こいついっつも急に知らされてんな。というわけで大急ぎでウィーンに行くことになって海外で年越すことになる澁谷かのんさんでした。1人でいきなり海外なので情けなく千砂都に電話しまくるのがかのんらしくて面白い。

ただ、異郷の地で自分一人だけという状況はやはり弱冠18歳の彼女には相当堪えるようで、普段のかのんからは中々聞くことが出来ない「寂しい」「春からはここで1人か…」とかなり弱気発言が目立ちます。そりゃ辛いもんは辛いと思います。ずっと家族や友達に囲まれて賑やかに暮らしてきた子がいきなり海外で1人は相当しんどいとは思います。……ところでリアタイ中に一つ引っかかったのが、留学の際にはマルちゃんもウィーンに同行するという話が抜け落ちてるんじゃないかという点だったのですが、かのんはもしかするとマルちゃんはまだウィーンには戻らないことを既に想定していたのかもしれません。

帰国後、かのんは自室のベッドで夢を見ます。雨の中立ち尽くす自分と、その先に見えるのは光り輝くステージに立つ幼き日の自分。果たして何を意味していたのか、この時点では知る由もありませんでしたが…

 

2期生、史上最大の戦いへ

決勝で歌う曲を考える2期生。先輩達に頼まれたわけでもなく4人集まって新曲の制作に取り掛かります。これからのLiella!を安心して自分達に任せてもらえるように奮闘する2期生。3期は2期生の成長が描かれる場面がとても多かったのでまさにその総決算とも呼べるシーンでした。あと当然のように距離が近い。

「座って考えるのは性に合わねー!!」つってランニングに出る4人。可愛い。休憩に訪れた神宮球場でたまたま合唱を耳にしたメイは「見つけた…!」と「11人だからこそ出来る曲」を遂に見つけました。ただそこにとんでもない追い打ちをかけてきたのが我らが桜小路きな子。「かのん先輩の歌の始まりって…」と、まさかのかのんのルーツに迫る発言が飛び出してきました。11人だからこそ出来る曲であると同時に、最後のラブライブ!を迎える1期生への手向けとしてこれ以上ないほどに相応しいテーマでした。2期生、天才になってます。間違いなく。

 

冬毬とマルちゃんの本心

年明け後のある日、突然マルちゃんの元へ現れる冬毬。「Liella!に残る気はありませんか」というお話でした。私も気になってたんですよねマルちゃんは本当にウィーンに戻るのか、それともLiella!に残ることを早々に決めるのか。前回では「ウィーンに戻るつもり」ときな子に言っており、冬毬もそれを又聞きした様子。「そういうわけにはいかない」とすぐに突き放そうとするマルちゃんに対し、

「マルガレーテはスクールアイドルのことをどんどん好きになっている。」「私も同じです。」

「私はスクールアイドルが好き。姉者が見つけた夢を一緒に追いかけてみたい。」「マルガレーテの歌声を中心とした新たなLiella!を共に作り上げていきませんか」

と熱烈なアピール。ここまで自分の本音を吐露しまくる冬毬はかなり珍しいのですが、お泊まり会で本音で語り合い決意を固めたあの日と、姉と本心をぶつけ合ったあの日以来、本音を伝えることの大切さというのを知ったのでしょう。今の自分はスクールアイドルが大好きで、そしてその気持ちはきっとマルガレーテも同じで、何より

「みんな喜ぶと思います。誰より……私も。」

冬毬の完全に個人的な想いとして、マルガレーテとこれからもスクールアイドルをしたいというのが彼女の本音でした。あれだけ無駄なことを嫌って、夢を見ることそのものを諦め、自分の話は全然してこず、姉にすら本音を打ち明けられないままギクシャクしてきた冬毬がここまで真っ直ぐに自分がこれからしたいことを語り、そしてそこには大切な仲間で最高の友達であるマルガレーテにも一緒にいて欲しい、そんな願いまで話せるようになったのを見て胸が熱くなりました。放っておけばマルガレーテはきっと帰ってしまう、もう二度と大切な人を離したくない。きっとそんな想いも込められていたと思います。なんてデカいとまマル……………

さて、親友にこんなこと言われてマルちゃんが黙っているはずもなく、後日何故か牛久駅の通路に仁王立ちしてLiella!に残る決意をしたと冬毬と夏美に直接告げます。「ウィーンから直接声がかかっても蹴ってやるわ!」が覚悟決まりまくっててかっこいい。これを聞いて冬毬も夏美ももうニッコニコですよ。冬毬はこれから大好きな姉と大好きな親友と共にスクールアイドルをやり遂げるんだと思うと何かもうその想像だけで幸せです。

それではここで1つご覧頂きたいのが、Let's be ONEの2番Aメロにおける冬毬とマルちゃんのパートです。どうぞ。

大切な気持ちって 自分じゃ分かんないね

君から言われてまた「ああ、そうだった」って気づくんだ

本当はマルちゃんも心の奥底で思っていた「Liella!を続けたい」という気持ち。そしてその事に気づかせてくれたのは冬毬の言葉でした。このシチュエーションが歌詞にあまりにも完璧にハマっていると気がついた瞬間絶叫しました。どこまで計算して作ってるんですかこれ…?

 

夢中だから叶うんだ

卒業を目前に控え、それぞれの夢に向かって突き進む1期生達。

千砂都はダンスオーディションに合格、チームへの所属が決定。元々「かのんの隣に立てる人間になるため」として始めたダンスは、いつしか千砂都の人生そのものと言っても過言ではないところまで来ていました。かのんが大好きな歌で世界を目指すなら自分も大好きなダンスで世界を目指す、千砂都にとっちゃ当然のことかもしれませんね。

すみれはスクールアイドルとしての成績やオーディションのウケが良かったのか、複数の事務所から声を貰っている様子。着々とスターへの道を歩むすみれには、かつての迷いや躊躇いはもうありません。欲しかったら自分でつかみに行く、奪いに行くものだと、この3年間で彼女は知りましたから。

恋はこれからの結ヶ丘を安心して託せる後輩を見つけ、自分もまたいずれ学校を受け継ぎ背負う者になるため日々勉強中。「自分1人で何とかしなきゃいけない」と10代半ばの少女には重すぎるものを抱えて生きてきた恋が、安心して学校を託せる人物と出会い、彼女や更なる後輩達に学校を任せる、誰かに頼ることをようやく知った恋の顔はとても穏やかで優しいものでした。

可可はと言うと「まだ内緒」。すみれにすら将来のことを明かさない…いえすみれだからこそ将来のことを敢えて話さないのかもしれません。「ステージには立ち続ける」、これだけは確かなのですが、この2人がいずれ芸能界で再び会う日が訪れるのももしかしたらそう遠くないのかもしれません。上海に帰るかどうかも可可は明かさないまま。ここまで喋らないとなるとむしろデカいサプライズを用意しているとしか考えられませんが果たして…

歌を学ぶためにウィーンへ旅立つことを決めたかのんに続いてそれぞれの夢への第一歩を踏み出した1期生たち。結ヶ丘での3年を通して本当の願いに気づいた5人はもう止まらず進み続けるでしょう。

 

あとは、勝つだけ

卒業後の道は決まった1期生

連覇を先輩達への最後の手向けとしたい2期生

これからも共に歌い続ける3期生

それぞれ目指すものは決まりました。あとは勝つだけだと言わんばかりに競技場へ集う11人。競技場を見つめる眼差しに恐怖や緊張は感じられませんでした。この11人なら大丈夫。皆がそう思っているようでした。もはや優勝すること以外見えていないかのような真っ直ぐな眼差しをしたLiella!はいよいよ決勝のステージへ立ちます。……かのんだけはどこか神妙な面持ちをしていましたが。

ついに描かれた11人での円陣シーン。本当にここで満を持して、といった感じです。しかし下手したらこのシーンが描かれるのはこれが最初で最後。勿体ぶりやがってという感じでもあります。

全員の掛け声が終わった時、目を閉じて再びあの夢を見るかのん。雨の中に立ち尽くす自分と、その先にいるのは幼い頃の自分。幼き日のかのんはこう告げます。

「歌は怖くない。楽しいものだよ」

単身ウィーンに渡ったことをきっかけに再び恐怖心を募らせていたかのんでしたが、それを救ったのは他でもないかのん自身。思えば1期11話で、1人でステージに立って歌う時にもかのんの目の前に現れたのは幼い頃のかのんでした。今のかのんにとって、幼い頃の自分は歌を楽しむ気持ちの象徴なのかもしれません。 奇しくもこのイマジナリー幼少期かのんが出てくるのは1期の11話と3期の11話、そして1期はかのんが独唱に挑む回、3期は11人のLiella!で合唱をする回と、色々重なってきます。かのんが迷いや恐怖心を抱えた時に必ず現れ、その純粋な気持ちで導いてくれる存在こそがこの幼いかのんだと思います。

スーパースターって、「最後に自分の道を決めるのは自分自身」っていうのを徹底しているなと思っていて、仲間からの後押しこそあれど、最終的には自らの意思で道を選んでると思うんですよ。Liella!に入るというのは勿論、例えばセンターを掴み取った時生徒会長になる決意をした時目立たなくてもセンターをやると決めた時もう一度夢を追いかけてみようと決めた時大切な仲間ともう2年スクールアイドルをやり切ろうと決めた時姉の信じた道を共に歩もうと決めた時などなど沢山。ひとりひとりが最後には自分の意思でどうしたいかを決めて進むのが、スーパースターが「私を叶える物語」たる所以なのかもしれません。

 

スーパースター!!

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風が吹いたんだから始まった瞬間絶叫しました。だってこれ、未来の音が聞こえるのサビ入り直前と同じ歌詞じゃないですか。1年前に歌って優勝した曲と同じ歌詞を再び、そしてそれを曲の出だしに持ってくるの凄すぎます。2期生にとってこれ以上なく思い出深い曲なので入れずにはいられなかったんでしょうか。

競技場に集まる11色の星々。もはや見慣れた光景ではありますがこうしてTVアニメで見ると感慨深いものがありますね。

一番嬉しい日だから

星のような涙流そうよ

今回のドアホポイントです。涙は一番嬉しい日に取っておく、そう決めた2年前からようやくここまで来ましたね…この歌詞も2期生が作ったんですよね…思えば4人の目標はStarlight Prologueのステージを超えることでした。ある意味2期生の原点とも言える曲へのアンサーが来るのは至極当然かもしれません。

サビに入る瞬間、画面を舞う1枚の白い羽が異なる色の11枚の羽に分裂するシーン。これまではリーダー格のメンバーだけが白い羽を手にしたり、色が変わるとしてもグループカラーだったりしたのですが、何せスーパースターは「私を叶える物語」。色がそれぞれバラバラなのは当然です。皆それぞれ違う夢を持ってこのステージに立っていますから。きっと自分次第で羽はどんな色にでもなれる、そういうメッセージも含まれてると思います今色づいて透明の話しましたか?

この曲で歌われている「スーパースター」とは、言うまでもなくLiella!のことではあります。それだけではない。「この物語の主人公は君さ」「みんなそうスーパースター!!」など、このステージを見ている我々も皆主人公でスーパースターなんだと言ってくれています。Liella!ってずーーーーーっと前から、誰かに手を差し伸べることが多いのは皆さんご存知の通りでしょうが、まさにそれの最終形態とも言えるでしょう。この子達の手を取った瞬間から、私達の新たな物語も始まってたんだと思いますし、これから始まったっていいと思います。

Liella!の3年間の総決算としてこれ以上ないほどに楽しく、前向きで、少し切ない1曲。曲名として与えられたのは、かつて結ヶ丘の生徒達がLiella!に与えた称号であり、この物語のタイトルそのものであるスーパースター!!。

 

悲願の達成、そして…

決勝で完璧なまでに歌い切ったLiella!はついに悲願の史上初、ラブライブ!2連覇を達成。学校全体が大騒ぎになる中、連覇達成のポスターの横に掲示されていたのは卒業式のお知らせ……

 

というわけで神回以外に形容しようがない3期11話の感想でした。Liella!がこれまで紡いできた物語、結んできた想い、それらが全てここに繋がっていて感動しかありません。

次回はいよいよ最終回、12話「ずっとずっと!」。ついに訪れる卒業の日。ずっと見守ってきた5人の高校生活最後の日。涙無しで見れる自信は当然ありません。最後まで見届けましょう、絶対に。